フランスの華麗なる転身
一時期ドイツ占領されたにフランスは、枢軸国と見なされていましたが、ド・ゴールはドイツ軍を掃討したとされています。
決してフランスが独力で成し遂げたわけではありません。
1944年10月23日、アメリカやソ連などの連合国からも正式なフランス政府として、ド・ゴールの臨時政府が承認されました。
その後、連合国側の一員として、フランスは枢軸国側に対峙し、終戦を迎えることになります。
戦勝国として、国連安保理の常任理事国にもなった理由は、ソ連の台頭に対してヨーロッパの西側陣営がイギリスだけでは心もとないなどの西側(英米)諸国の思惑もあったことでしょう。
しかし、このフランスのどさくさ紛れての華麗なる転換は眼を見張るものがあります。
ド・ゴールはヴィシー政権をドイツの傀儡政権だったと糾弾し、そのおかげで「悪者は結局ドイツ、枢軸国であり、フランスは連合国側だ」という理屈が成り立ちました。
シャルル・ド・ゴールは本当にフランスの英雄といえるでしょう。フランスにとっては。
http://www.airinjuku.com/index.html
日本に照らし合わせ、もし終戦前後、日本にもシャルル・ド・ゴールのような存在が入れば、日本という国はまた違っていたのかもしれませんが、歴史に「たられば」はありませんので、妄想もほどほどにしておこうと思います。
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