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2018年7月 6日 (金)

椀貸し伝説

浄法寺ゴキ畑の天狗伝説


子供のころ、何かの本で読んだか、誰かから聞いた記憶がある伝説。


浄法寺のゴキ畑には、天狗が住んでいて、人々の集まりには椀を貸すというものだ。


その後に、あれこれと調べるうちに、全国各地に「椀貸し」伝説があることを知ってとても新鮮な驚きを感じた。


「ゴキ畑の天狗様にお願いすれば、お椀を貸してもらうことができた。使った後はきれいに洗って返す。ところがある時、悪い人が借りたお椀の一つを返さなかったため、二度と貸してくれなくなった」


ゴキ畑という地名は漢字で書けば「御器畑」である。


江戸期には、椀木地の材料を切り出していたようである。


現在は木工や漆芸を生業にしている人はいない。


民俗学の大家柳田国男は、全国に分布する椀貸し伝説について、山間部を移動しつつ木製品の生産に従事した「木地師」と関係するものとしている。


都市も交通も未発達だった昔、各地の深い山中で木椀などを作っていた木地師たちについての伝承が、天狗の椀貸し伝説になったのかもしれない。


さて、浄法寺の天狗達はどこに行ったのであろうか。


https://youtu.be/M3uueQgN18o

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