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2018年8月23日 (木)

法輪寺

法輪寺は京都市西京区の嵐山の中腹に建つ有名なお寺です。

多宝塔でも知られていますね。

法輪寺の本尊として祀られているのは虚空蔵菩薩です。

虚空蔵菩薩は知恵を授けてくれることで知られています。

そして、漆文化の発展にも深い関係があります。

漆の歴史は古く、平安時代以前までさかのぼります。

文徳天皇の第一皇子の惟喬親王が法輪寺に参籠した時、本尊の虚空蔵菩薩より、うるしの製法と漆塗りの技法を伝授され完成したそうです。

轆轤の原理を発見したのが惟喬親王とも伝わっています。

近江国蛭谷で隠棲していた小野宮惟喬親王が、住民に木工技術を伝えたのが木地師のはじまりであるとも伝わっています。

これによって惟喬親王は木地師の祖と呼ばれ、同地の大皇器地祖神社で祀られているそうです。

そして、漆芸を日本国中に広めました。

惟喬親王の参籠満願の日が11月13日だと言われていることから、漆業関係者は、この日を「うるしの日」と定め、毎年、漆業の発展を祈願しています。

参籠満願の日とは、神社や仏堂などへ参り、一定の期間昼も夜もそこに引き籠って神仏に祈願することです。

古来、祭りに神を迎える際には一定の場所に忌み籠って身心を慎む聖別の過程があるが、参籠はこの籠りの儀礼がとくに個人的な祈願形式となって平安朝以来発達したものです。

法輪寺境内には、日本精漆工業協同組合と全国漆業連合会が建立した「うるしの碑」が置かれています。

建立されたのは昭和63年11月13日ですので、うるしの日に建立していることになります。。

11月に法輪寺に参拝すると、参道や境内に「うるしの日」と書かれた赤色の幟が何本も立っています。

うるしの日には、漆業界の方々がたくさん参加される「うるし祭り」が催されます。

仕事の技術の上達と業界の発展を祈願した後、狂言の奉納が行われます。

平安時代からの長い歴史を持つ法輪寺ですが、過去には室町時代の応仁の乱や幕末の蛤御門の変によって焼失しています。

その都度再興され、現在も法輪寺は嵐山の中腹に建っていますが、法輪寺が再建されなければ、「うるしの碑」がこの地に建立されなかった事でしょう。

ちなみに法輪寺は漆寺(うるしでら)とも呼ばれています。

また、法輪寺には電電宮社が祀られています。

雷電神社は電気と電話の神様を祀るそうです。

日本の神様は八百万どころか、益々増えて一億の神になるかもすれません。

https://youtu.be/wSdkAMoaoaw

Urushimatsuri



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