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2018年8月25日 (土)

ワンカップと言えば「大関」

大関株式会社は創業300年を越える歴史ある酒造メーカーです。

その歴史は灘酒造業の発展とともに始まりました。

江戸時代、江戸や大坂が発展を遂げると、灘では「江戸積酒造業」と呼ばれる江戸向けの酒が盛んに造られるようになったそうです。

大関の発祥は、灘の今津村の大坂屋長兵衛で、廻船を所持し、干鰯商などを営んでいたのが大坂屋です。

早くから米や薪、材木、魚などを諸国に上下する廻船業が活発だった今津一帯は、酒造業の発展とともにさらに発展していくのだが、大坂屋も「万両」という銘柄の酒を造り、幕末にかけて拡張を遂げていくのでした。

下り酒とは、江戸時代に上方で生産され、江戸へ運ばれ消費された酒のことです。

上方で生産され、大消費地江戸へ輸送され消費されるものを総じて下りものというが、下り酒も下りものの典型的な商品でした。

上方、とくに摂泉十二郷(せっせんじゅうにごう)で造られる酒は味も品質も良く、江戸でも評判だったからです。

上級酒である諸白はさらに好まれ、下り諸白(くだりもろはく)といって高値で取引されたそうです。


大坂屋では明治17(1848)年、「万両」に代えて「大関」を主要銘柄として登録しました。

これは、「大関」が「大出来」に通じ、さらに「覇者」を意味することから、酒造業界の「大関」としての地位を築こうという決意も込められていたと言います。

明治の相撲人気にあやかって命名したとも言われ、優勝力士に副賞として「大関」が贈られたという記録もあるそうです。

昭和10年には株式会社となり、東京も進出しましたが、大東亜戦争によって、昭和20(1945)年には空襲を受けて工場はほとんど焼失してしまいました。

昭和24(1949)年には東京支店を再開し、昭和27(1952)年に開かれた戦後初の全国新酒鑑評会で優等賞を受賞しています。

社名を「大関酒造株式会社」に改めたのは昭和37(1962)年のことです。

「ワンカップ大関」は、昭和39(1964)年に誕生しました。

自販機の普及、レジャーブームの到来などによって販売が好転します。

カップもコレクションの対象となり、「大関」といえばワンカップと言われるほどの主力商品となっています。田宮次郎出演のコマーシャルも良かったですね。

現在の社名「大関株式会社」となったのは平成3(1991)年4月です。

現在、大関では兵庫県西宮市の本社にある「寿蔵」、「恒和蔵」、そして本社から45㎞ほど離れた丹波篠山にある「丹波蔵」の三つの蔵で酒造りを行っています。

なお、「ワンカップ」「ワンカップ大関」は同社の登録商標(それぞれ第1394471号ほか、第1406154号ほか)だそうです。

「いつでも、どこでも飲める」をキャッチフレーズに、手軽さ、利便さで今でも人気の商品です。

他社でも同じような商品を投入し、各地の美味しい酒を楽しむことができます。

日本に生まれて幸せです。

https://youtu.be/jNjdUA1avcQ

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