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2018年11月 7日 (水)

鉄鉢椀の謎

鉄鉢椀というと、現在ではちょっと大きめの椀を指すことが多いような気がします。会津や川連と言った産地でも同じようです。

しかし、本来は高台の無い底が平べったい椀を鉄鉢椀と呼んでいたようです。

岩手の古椀に「正法寺椀」という名椀があります。奥州市水沢の正法寺という曹洞宗の大きなお寺のお椀なのですが、かつては東北地方の曹洞宗の中心寺院として発展したところです。

永平寺、総持寺と並んで曹洞宗の寺院として知られ、末寺の数は1200を数えた頃もあったそうです。

正法寺椀は黒漆塗りの椀で、名椀として有名です。本来の正法寺椀は正法寺に少しあるだけで、一般に出回ることは少ないようです。

なぜ鉄鉢椀と呼ぶのか解りませんが、僧侶が托鉢するときに使う鉄の鉢に似ているからだと骨董商から聞いたことがあります。

時々「正法寺椀」という名前で販売されている漆器を見かけます。産地は北陸の漆器店だけみたいです。

ぜひ岩手でも正法寺型の鉄鉢椀を作って欲しいです。

ちなみに、正法寺は「しょうぼうじ」と読みます。語感が浄法寺(じょうぼうじ)と似ていますよね。浄法寺で正法寺型の椀を復活したらややこしいですね。

Th

https://blogs.yahoo.co.jp/michinoku2005

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