陣場台熱球録 第40話
昭和2年の夏の甲子園大会に出場した福岡中学は、敬遠満塁策を成功させ観客を驚かせた。
昭和2年夏の東北大会を制したのは、岩手の北僻にある福岡中学。 全校生徒200人の小さな中学校。
しかし、ベスト8に進出して球聖と言われた飛田穂州を驚かせました。
この大会で優勝した高松商業に延長11回で0-1で惜敗。
圧巻だったのは、高松商業9回裏の攻撃。
1死二塁で福岡バッテリーの選択は敬遠満塁策。 二人を歩かせ1死萬塁。
次打者の2球目を外角高めに外し、三塁走者の水原茂を挟殺。
続く者を三振に打ち取りピンチを凌いだのであった。
試合には敗れたが、飛田穂州は最大限の賛辞を送り健闘を称えた。
この活躍が認められて、昭和3年の春に選抜された。
予算不足で選抜を辞退したが、後世に伝えたい快挙であった。
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