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2019年4月14日 (日)

イーハトーブの幽霊

今回の旅情ミステリーは「イーハトーブの幽霊」です。古書店で210円で見つけました。一応、岩手生まれなので「イーハトーブ」という言葉にはすぐに反応してしまします。この作品で述べられている「宮沢賢治」評も好きです。一関のジャズ喫茶「ベイシー」がさりげなく登場するのもうれしいです。

あらすじを紹介します。宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けた北上川の川岸に、男の他殺体が流れ着きます。花巻市が花巻祭りの準備で賑わう頃のことでした。被害者は「幽霊を見た」と話していました。取材で訪れていた浅見光彦は事件の渦中へ巻き込まれます。祭りが始まると、初日に「さいかち淵」で毒殺死体が発見されます。賢治の理想郷「イーハトーブ」で起きた連続殺人を浅見光彦が解決します。

作品の舞台になった花巻市は岩手県中央部の街です。市の西部に観光地として花巻温泉郷があります。宮沢賢治生誕の地であり、岩手県の名物である「わんこそば」発祥の地ともいわれています。

市内には、岩手県内唯一の花巻空港があります。東北新幹線新花巻駅、東北自動車道、東北横断自動車道などの高速交通網も整備されています。

安土桃山時代末期まで稗貫氏の本拠地でしたが、天正19年(1591年)の奥州仕置で没落すると、同年に南部氏の家臣である北秀愛がそれまでの「鳥谷ヶ崎」という名を「花巻」と改め、盛岡藩南境防御の要塞として城の改修や城下町の整備に着手し、稗貫・和賀2郡の行政の中心地となり発展しました。

「イーハトーブの幽霊」でも紹介されていますが、花巻まつりの山車運航は見事です。花巻を訪れたら、ぜひマルカン食堂へ行ってください。マスコミで何度も紹介されたバカでかいソフトクリームが評判の食堂です。地元の人はクリームが流れないように箸を使って食べます。

メニューもびっくりするほど豊富でうまいです。建物老朽化により2016年6月7日に閉店しましたが、花巻市内外からの強い復活を望む声により、有志・関係者が動き、2017年2月に再開しました。全国的に珍しいことでした。

旅情ミステリー的には、このマルカン食堂へ行くためだけに旅するのも楽しいかと思います。鉄道で移動中に文庫本を読むのも楽しいですよ。

 

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カシオペア歴史研究所

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