米の酒は夢だった
「あたいなき たからといふとも ひとつきの にごれる酒を あにまさらめや」
この歌は詠み人知らずですが、酒と日本人が古くから付き合ったことを伝えている素晴らしい歌と思います。
高校のころに片足を突っ込んでいた人文研究同好会で、二戸地方の酒文化を調査したことがありました。
その際に、何かの文献でこの歌が書かれた文章を見つけました。昭和54年の事です。
二戸地方も濁酒づくりが盛んに行われていたようで、税務署の調査を受けないように細心の注意を払っていたと聞かされました。
調査の事は「酒検査」と言っていたようです。
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