漆芸

2019年10月17日 (木)

ウルシ掻

浄法寺地方の普通に見られる風景です。

かつての日本では普通にみられたんでしょうが、今では各地で珍しい光景です。

漆芸が盛り上がり、漆の需要が増えることを望みます。

そのために原木を増やさなければなりません。

時間がかかりそうです。

https://airinjuku.jp/joboji/joboji-top.html

Dsc_0054

2019年10月12日 (土)

片口修理

趣味のコレクションに片口があります。

かつては冠婚葬祭の場所では必ず使われた道具です。

大きさは、径5寸ぐらいから1尺程度まで様々です。

注ぎ口の作り方や、酒を注いだ時の零れない工夫。

先人の知恵に驚きます。

今回入手したものは、おそらく1升入りです。

虫食いやヒビがあります。

何度か修理が試みられた形跡があります。

虫食いやヒビは、比較的かんたんに修理可能です。

どのように直すか思案中ですが、完全に直すよりも、傷なども味として残したいと思います。

皆さんはどう思いますか。

https://airinjuku.jp/

Hakuchizu_20191013074201

 

2019年9月14日 (土)

ぐい呑み

布袋型のぐい飲みが嫁ぎます。

どんどん使ってほしいです。

酒器だけでなく、向付の代わりに使ってほしいです。

あると意外に便利な器です。

100均ショップで、いろんな器が100円で売られていますが、果たしてそれでいいのかと思う特があります。

生産者と労働者の犠牲での価格です。

若手塗師よ、グローバリズムに負けるな!

https://airinjuku.jp/

His_18_20190914120501

 

川連

 心惹かれる漆器に川連があります。古い技法が残っている地域でもあります。鎌倉時代(1193年)、源頼朝の家人で稲庭城主の小野寺重道の弟、道矩公が、家臣に鞘、弓、鎧などの武具に漆を塗らせたのが始まりとされています。本格的に漆器産業が始まったのは17世紀中頃、元和(1615年)から元禄にかけてであり、川連村を中心におよそ26戸が椀師業を営んだと伝わります。

 名前は忘れましたが、湯沢地方に古い天台寺院があり、それとの関連で漆器産業が発達したという記事を読んだ記憶もあります。文化12年(1815年)、藩の許可を得て朱塗りの漆器をつくり販路を他国にひらき、江戸時代後期には藩の保護政策で発展します。

 椀、膳、重箱など幅広い漆器がつくられるようになり、沈金、蒔絵などの飾りが加わって、産業基盤をさらに大きく築きました。近年は新製品開発など、販路の拡大によって多種企業との連携で全国展開を試みています。

 個人的には、秀衡椀の産地だった可能性があると考えています。

https://airinjuku.jp/

Img_0_20190908104701

 

2019年9月13日 (金)

漆芸は日本発祥

 日本民藝館創設者の柳宗悦(1889-1961)は、高価で限られた人々 にのみ用いられる蒔絵よりも、実用を旨とし広く民間で用いられた漆工芸に 美しさを見出した。浄法寺の漆器にも魅了され、なかでも朱か黒かあるいは色漆を用いて直に模様を描 いた「漆 うるしえ 絵」は「蒔絵に比べて下の品だが、絵の自由さにおいて上をいく」 と高く評価し、吉祥文や草花文を活々と描いた椀や盆、酒器などを数多く蒐集している。

 秀衡椀という呼名は奥州平泉の藤原秀衡に因み後世つけられたものであり、産地等は詳らか になっていない。いずれも時代は桃山-江戸初期に上り、朱漆と切箔による 模様が特徴で豊かな形をもつ名椀と称賛されている。

 また、現在も生漆の産 地として知られる浄法寺で庶民向けに作られたのが、堅牢で自由な絵付けの浄法寺椀である。「漆絵」には、他にも東北地方で「酒上」と呼ばれた片口型の酒器や、神 前に酒を供えるための瓶子、黒地に朱漆で素朴な図柄を描いた盆、松竹梅や 鶴亀などの吉祥文様を描き嫁入り道具として用いた蓬莱箱などがあり、どの 模様も工芸的な魅力を呈している。

 この浄法寺ほかの漆器は北海道に渡りアイヌの人々を魅了した。アイヌは、交易によって得た漆器を宝物として大切に保管したことでも知られている。漆によって彩色された儀礼用の祭器である捧酒箸(イ クパスイ)は見事である。

 浄法寺の旧家の言い伝えで、屋号を「板木屋」といったことが伝わっている。板木は、もしかすると「イタンキ」から発生した屋号かもしれない。イタンキはアイヌが漆器を呼ぶ際に用いる言葉のようだ。神聖なものという意味もあるらしい。

 そういえば、世界でもっとも古い漆の遺跡は北海道から出土している。一般的には漆芸はチャイナ発祥を唱える人が多い。しかし、東北北海道の開発が進むに連れて考古学の常識が覆っている。漆芸は日本発祥でもおかしくない。縄文人が海の向こうに輸出した技術だと考えると楽しい。

https://airinjuku.jp/

Pasuy_urus

 

 

2019年9月12日 (木)

道具

東京のギャラリーから漆掻き道具を欲しいとの問い合わせありました。

残念ながら、鍛冶職人の関係で昔ながらの道具は入手困難です。

現在の技術にあわせた新しい道具なら入手できます。

今に伝わる道具は越前型で、江戸期のものとは異なるようです。

当時の絵を見ると、片刃の包丁のようなもので掻き取っています。

チャイナの技法に近いのかもしれません。

いつの間にか、古い技法が廃れたのは残念です。

それだけ越前の技術が優れていたということなんでしょうね。

https://airinjuku.jp/

3762grxyjxp84

 

2019年8月31日 (土)

秀平椀の謎

 岩手県を代表する漆器に浄法寺塗と秀衡塗があります。秀衡塗は菱形の金箔と模様が特徴的ですよね。平泉文化を花開かせた藤原秀衡の名が付いている由緒ある漆器です。ただ、秀衡塗のルーツとされている「秀衡椀」という呼称は、なぜ「秀衡椀」の名がつけられたのかは分かっていないのです。浄法寺塗は瀬戸内寂聴尼で知られる天台寺がルーツであることが分かっていますが、秀衡椀は少し謎めいています。

 中尊寺と天台寺の歴史的関係を考えれば、同じような文様の古い漆器が存在していたことは、歴史的にも何らかの繋がりがあることを暗示していると思います。

 よく間違われるのが秀衡塗と秀衡椀です。秀衡塗という名前は大正時代に当時の盛岡市長によって付けられた名前で、もともと盛岡の名産品として始まりました。秀衡椀は古くから存在していますが、秀衡椀の歴史=秀衡塗ではないのです。

 古い秀衡椀は確かに現存しているのですが、その歴史を綴った古文書などはほとんど存在していません。何かの資料に、秀衡椀は元々は南部椀と言われていたとったように思いますが、定かではありません。柳宗悦氏もそのようなことを書いています。

https://airinjuku.jp/

Hakuchizu_20190831080601

2019年8月29日 (木)

竹細工

鳥越の竹細工

 県北地方の竹細工の有名なのは、一戸町の鳥越である。ここには次のような伝説がある。それによると、このむらの鳥越観音を開いた慈覚大師が、大同二年に諸国行脚の途中に、鳥越山に住む大白蛇退治して、里人の難儀を救ったとき、その白蛇の輝く鱗から思いついて、竹の編み方を工夫し、それを里人に伝授したといわれている。

 この鳥越のほかに近在には、尻子内、夏間木、似鳥、下斗米などの村むらも竹細工をやっている。この地方一帯にこのような竹細工の村が多いことは、この地方特有のスズタケが山に自生しているからである。藩政時代にも南部特産の竹細工として、この地方の竹細工が知られていた。明治になってから、改良を加えて販路も関東から北海道に及ぶようになり、昭和になってからは、豊富な高地の根曲竹を利用して、小物ばかりでなく家具まで製作するようになり、その販路も年と共に増加し、国内はもちろんのこと、現在では国外からの注文もあって、その求めに応じかねている、という状況にある。

 スズタケは、むらの周辺の山から刈り取ることができる。夏竹は中土用から二十日間くらい刈り取る。また、編み竹は秋竹とも言っているが、これは十月から四月までの間に刈り取る。縁にする唐竹はよそから移入しなければならない。スズタケは六百本を一把とするが、一日に二把ぐらい刈り取ることができる。

 夏間木に電灯が入ったのは昭和二十年ごろのことで、そのころは、小割にした松の根を焚いて明かりとして、一軒の家で六人も七人も竹細工をやったというところもあった。家々では、夕飯が済むと煙草を吸う暇を惜しんで仕事をした。子供も小学校の三年生くらいになると竹細工を始めたものだった。つくる物は、行李かごとかざるの類、腰に縛りつけたり背負ったりする「かっこべ」などいずれも、家庭内とか農作業など、どこの農家でも毎日使う物ばかりだった。

 九戸の瀬月内川のほとりに生えているニガタケを利用して、ざるをつくっているむらがある。冬期間には八升くらい入る小ざる、二斗くらい入る中ざる、三斗くらい入る大ざると、千石つくり、夏には稗通しをつくっている。竹を取るのは十一月ごろで、一昼夜水に浸し、小刀で肉をとって使うのだが、今は機械で取るようになった。

 以上のような竹細工は、軽米とか福岡の市日に背負って行くと、仲買人がいて買い取ってくれた。竹細工は耕地の少ない山村のしごとであった。

 以上、高橋九一「村の生活史」から引用

https://airinjuku.jp/

His_18_20190829203901

2019年8月26日 (月)

漆の木

一時間ぐらい自宅周辺を散歩しました。

漆の木を30本ぐらい見かけます。

人家の傍にも漆の木があるのは、いかにも上坊寺らしいですね。

本来は日本国中に漆の木はあると思いますよ。

そういえば、今年は若芽のてんぷらを食べていません。

来春は一緒にいかがですか。

https://airinjuku.jp/

Rimg0043

【日本酒】茨城県 武勇 ( ぶゆう ) 辛口純米酒 720ml

新品価格
¥1,285から
(2019/8/26 22:00時点)

2019年8月25日 (日)

朝顔型

ぐい飲み用の木地を仕入れました。自分で拭き漆で漆器を作らせるためです。

予約を3人ぐらいからいただいております。

大きさは直径70ミリ、高さが50ミリぐらいです。

仕上がりは、体験者の技術にかかってます。

体験にいらしてください。

10回も重ねて塗るといい出来上がりになります。

ということは完成まで2週間ぐらい必要ですかね。

https://airinjuku.jp/

Img_0_m_20190825113001

酒タンポ (チロリ) 1号 アルミ

価格:537円
(2019/8/25 11:33時点)
感想(1件)

より以前の記事一覧

ウェブページ

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31